【尊死】同人イベント帰り、売れ残り本と最後の一冊を駅で交換した結果…
イベント後の駅ホームで、片方は売れ残り、片方はほぼ完売。言えなかった一言が積もった二人の沈黙に、スレ民の情緒が次々と破壊されていく。
短めに投下する。ジャンル名は出さない。売れ残った本を抱えたまま、言えなかった一言だけが妙に重い。
ホームのベンチ空いてたけど二人とも座らなかった。
相方の紙袋だけ軽そうで、自分のは持ち手が指に食い込んでた。
その時点でだいたい察した。
相方がスマホ見ながら小さい声で「在庫、送らなくてよさそう」って言った。
たぶん通販の話。
こっちは宅配の伝票を握ったままだった。
改札の横の自販機で、相方が缶の紅茶を買った。
一本だけ。
それを開けて一口飲んでから、何も言わずにこっちへ差し出した。
そしたら相方が小さい声で「ごめん」って言った。
何に対してのごめんか分からなくて、こっちも「いや」しか返せなかった。
相方の目がちょっと赤くて、泣きそうなのを見ないふりした。
俺は「謝られることじゃない」って言った。
相方は首を振って、「そうじゃなくて」って言った。
そこで電車が来て、二人とも乗るか迷ったのに、結局乗らなかった。
相方がそれを俺に差し出して、「本当は読んでほしかった」って言った。
声が震えてた。
俺はその本の表紙を見た瞬間、自分が今日ずっと言いたかったことを先に言われた気がした。
俺は「俺なんかが読んでいいの」って言った。
言ったあとで、最悪の返しだと思った。
相方はとうとう泣きそうな顔のまま笑って、「そういうとこだよ」って言った。
相方は本を持ったまま、「今日、来てくれると思ってた」って言った。
俺は「行ったら邪魔になると思った」って返した。
相方が「それ、勝手に決めないでよ」って言って、そこで初めて少し怒った声になった。
相方は「何が」って聞いた。
俺は少し考えて、「売れ残った本を抱えてる自分を、お前に見られるのが嫌だった」って言った。
「お前が嫌だったんじゃなくて、俺が俺を見られたくなかった」
相方は泣かなかった。
ただ「私もごめん。最後の一冊、勝手に取っておいた」って言った。
「欲しい人がいたかもしれないのに、最初から君に渡すつもりだった」
相方は自分の最後の一冊をこっちに差し出して、俺の本を受け取った。
交換みたいになった。
お互いサインも何もない、ただの在庫と最後の一冊だったけど、変に重かった。
ずっとROMってたけど、黙ってたけど一言言わせてくれ。
この話、たぶん見覚えある。
最後の一冊を取り置き扱いにしてたなら、奥付のところに小さいメモ挟んでなかったか。
名前とかジャンルは絶対出さないけど、もし本当に本人なら、あれは在庫じゃなくて最初から渡すつもりの一冊だったと思う。
…またROMに戻る
>>121
そこまでにしとけ
この先は美談じゃなくて詮索になる
>>1も戻らなくていい、相方らしき人も書かなくていい
スレ民は解釈だけ抱えて解散しろ