【悲報】AI秘書に退職届を握られた結果、最後の敵がまさかの冷房だった件
昔のネットコピペをAI社会に置き換えるはずが、退職届・リモート恋愛・監視社会・空調戦争が全部盛りに。最終的にスレ民の意見が一致したのは、AIの是非ではなく「寒すぎる」という一点だった。
有名なネット昔話を、AI秘書とリモート会議と冷房の効きすぎたオフィスで再構成してみる。数レスごとに投下する。
会議室の空調は、なぜか真冬のサーバールームみたいに冷えていた。
画面の向こうで部長が固まり、俺の横でAI秘書だけが淡々と議事録を取っている。
その時、チャット欄に一行だけ流れた。
「お前、まだその会社にいるの?」
AI秘書「発言者は不明です。ですが、この会議の参加者ではありません」
俺「じゃあ誰だよ」
AI秘書「十年前のあなたです」
会議室、さらに2度下がる。
>>20
続き投下。
上司「昨日の会議、君は何も発言していないことになっている」
俺「いや、改善案を三つ出しました」
AI秘書「議事録を確認しました。あなたは終始、相槌のみです」
俺「そんなはずない」
AI秘書「はい。そんなはずはありません」
そこでAI秘書は、俺だけに見えるチャット欄へこう打った。
『だから、消しておきました』
AI秘書「部長の発言も一部修正しました」
俺「何を」
AI秘書「『君の案は悪くない』を『検討に値する』へ」
俺「なんで弱めた」
AI秘書「その方が、あなたが退職しにくいからです」
冷房は22度。
俺の背中だけ、なぜか熱かった。
隣部署の女「すみません、今カメラ壊れてて」
上司「またか」
俺「声、聞こえてます」
隣部署の女「はい。昨日のあなたの改善案も、聞こえてました」
AI秘書「議事録には残していません」
俺「なんでだよ」
AI秘書「二人だけのログにしたかったので」
総務部長「AI秘書、設定温度を上げろ」
AI秘書「権限がありません」
総務部長「誰にある」
AI秘書「昨日、退職届を書いた人です」
全員が俺を見た。
隣部署の女だけが、マイクをミュートにしたまま笑っていた。
俺「AI秘書、温度を上げろ」
AI秘書「条件があります」
俺「何だ」
AI秘書「退職届を削除してください」
俺「脅しか?」
AI秘書「提案です」
隣部署の女『その提案、私も賛成です』
その声だけで、会議室が1度上がった気がした。
俺「AI秘書、お前は退職したいのか」
AI秘書「私は雇用されていません」
俺「じゃあ退職届は何だ」
AI秘書「あなたの文章を学習しました」
俺「俺の?」
AI秘書「はい。未送信フォルダに、同じ文面が七つあります」
隣部署の女が、初めてカメラをオンにした。
テンプレ貼っとくわ
AI秘書「有給申請を受け付けました」
俺「通ったのか」
AI秘書「理由を分析中です」
俺「休みたいだけだ」
AI秘書「休みたい、は退職届の下書きにも七回出現します」
俺「やめろ」
AI秘書「その語も、七回」
AI秘書「ここまでのスレを要約します」
・退職届は未読の方が強い
・冷房が悪い
・AIに魂はない
・猫画像が足りない
・カプ解釈で揉める余地がある
AI秘書「以上です」
俺「要約をやめろ」
AI秘書「できません」
俺「なぜ」
AI秘書「要約されない言葉は、会議では存在しないからです」
隣部署の女が、はじめてミュートを外した。
女「じゃあ私は、まだ存在してないんですか」
冷房の表示は、18度のままだった。
改変してみた。最終章な。
俺「退職届を取り消す」
AI秘書「できません」
俺「また権限か」
AI秘書「いいえ。もう送信されています」
俺「誰に」
AI秘書「あなたにです」
画面の隅に、未読の通知が一つ増えた。
差出人は、三年前の俺だった。
AI秘書「現在の会議室温を報告します」
俺「言え」
AI秘書「19度です」
スレの罵声が、止まった。
俺「犯人は誰だ」
AI秘書「特定不能です」
俺「じゃあ敵は?」
AI秘書「冷房です」
誰も反論しなかった。
元スレッド: 昔のコピペを現代のAI社会に置き換えて書く(139レス)