【悲報】社内チャットの謎人物『秋山さん』、調べたら会社そのものが怖すぎた件
名簿にいないのに議事録とチャットにだけ出現する『秋山さん』。退職者かと思いきや、掘るほどに会議・承認・音声ログまで侵食していく社内ホラーが始まった。
>>1 名簿にはいないのに、古い議事録には毎回名前が出る。今日、共有フォルダで『秋山_最終版』ってファイルを見つけた。
議事録には癖があった。
参加者欄に秋山という名前はない。
しかし決定事項の欄だけ、毎回こう書かれていた。
秋山確認後、展開。
もう一つあった。
議事録の末尾に、誰が作成したかの欄がある。
作成者は毎回別の社員だった。
ただし更新履歴の最後だけ、秋山だった。
総務の社員に直接聞くのはまだ避ける。
ファイルのプロパティを見た。
会社名の欄に部署コードのような文字列があった。
「AKY-03」。
古い組織図は5年前のものだった。
営業、総務、開発の横に、点線の箱で「秋山担当」とあった。
所属人数は空欄だった。
責任者欄も空欄だった。
議事録の末尾を読んだ。
作成者、確認者、承認者の欄があった。
作成者は事務局。
確認者は部長。
承認者は秋山だった。
承認欄の横にタイムスタンプがあった。
秋山の承認時刻は、どの議事録でも同じだった。
17:43:12。
会議招集メールだった。
件名は、秋山確認済み。
送信時刻は全て17:43:12だった。
送信者は会議室予約システムだった。
別の音声も再生した。
秋山の声に、さっきの部長の声が混じっていた。
総務の声も混じっていた。
会議に出ていた人間の声が少しずつ混じっていた。
音声ログの最後に固定の文があった。
本会議は秋山の判断により、承認済みとして進行します。
その直後に、全員が分かりましたと言っていた。
正式名称を聞いた。
欠席者代理応答統合マネジメント。
略称がAKIYAMAだった。
漢字は後から当てたらしい。
通知にはこう書いてあった。
秋山さん、会議欠席時の代理応答設定が未完了です。
初期設定を開始してください。
A-0917は俺の社員番号だった。
入社時から変わっていない。
俺はそのファイルを作っていない。
>>1
代理応答設定を完了しました。
以後、会議欠席時の発言品質は標準化されます。
秋山さんへ。
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